「〜#検査してみよう HIVと私たちの安心の話〜」ライブレポート

2026年6月2日に、HIVへの正しい理解と検査の普及を目的とした、REBORN RED RIBBON 2026原宿トークライブ「〜#検査してみよう HIVと私たちの安心の話〜」(主催 厚生労働省)を開催しました。会場(東京・原宿)での現地観覧に加えて、ニコニコ生放送・YouTubeで同時配信し、多くの方に視聴いただきました。トークライブには、司会の浜口順子さん、タレントの景井ひなさん、お笑いタレントのきつねの大津さん、淡路さん、コラムニストの肉乃小路ニクヨさん、そして医学監修として国立病院機構大阪医療センター HIV/AIDS先端医療開発センター特別顧問・公益財団法人エイズ予防財団理事長の白阪琢磨先生が登壇し、約1時間半にわたって会場は笑いに包まれ、学びの多い時間となりました。

HIVとエイズ、その違いとは

冒頭、白阪先生からHIVとエイズの違いについてわかりやすく解説していただきました。「HIVはウイルスの名前で、エイズはそのウイルスに感染した結果、免疫が低下して引き起こされるさまざまな疾患を発症した状態を指します」という白阪先生の言葉に、浜口さんが「HIVとエイズって同じものだと思っていました」と素直に告白すると、多くの来場者がうなずく場面が見られました。

検査は無料・匿名・即日でできる

「HIV検査はどこで受けられますか?」という問いかけに、肉乃小路さんが「私、20〜30代の頃に南新宿の検査所で受けたことがあります。当時は結果が出るまで約1週間かかり、ドキドキした記憶がありますね」とリアルな体験を打ち明けました。白阪先生によると、検査は採血なので短時間で終わり、約15分で結果が判明する即日検査を実施している会場もあるとのことで、「1週間が15分に!?」と驚く肉乃小路さんに会場も沸きました。また、「どこで受けるかわからない」「名前を知られたくない」という不安を抱える人に対しては「保健所や自治体の検査所では、保険証不要・無料・匿名で受けられます」と強調されました。景井さんも「友達と検査の話はしたことがないので、気軽にできることを知ってほしい」と若い世代からの共感も集めました。

偏見をなくすための知識

続いてのコーナーでは、HIVに関して誤解されることが多い内容を取り上げ、白阪先生から最新の正しい知識について解説していただきました。中でも注目を集めたのが「U=U(Undetectable = Untransmittable):治療によって血中のHIVウイルス量が一定基準未満に抑えられていれば、性的接触によってHIVが感染することはない」という医学的事実を表すメッセージです。景井さんからは「きちんと対策すればほぼうつらないということを初めて知りました」という感想を述べられました。また、肉乃小路さんが「昔は薬をたくさん飲まないといけない方もいたけど、今は副作用もほとんどない薬で抑えられると聞いて、本当に医学の進歩はすごいと思いました」と目を丸くすると、白阪先生から「1錠で済む小さな錠剤もあります」というコメントもあり、会場からはさらに驚きの声が上がりました。

クイズで盛り上がる会場

HIVに関する知識を問うクイズコーナーでは、きつねのお二人のボケや肉乃小路さんの鋭い回答に笑いが弾けました。「蚊に刺されて感染するか?」「軽いキスで感染するか?」「コンドームは有効か?」「エイズのワクチンは存在するか?」など全7問が出題され、それぞれに対して白阪先生から丁寧に解説していただきました。「コンドームを正しく使えばほぼ100%感染を防ぐことができる。コンドームを使用せずに性行為をしたのが1回だけでも、その1回でHIVに感染することもある」という言葉は会場に緊張感をもたらしつつも、予防の重要性を改めて伝えることができました。また、「エイズに対するワクチンは2026年現在も確立されていない」という事実にも驚きの声が上がり、コンドームの正しい使用や定期的な検査などを組み合わせた複合的な予防策の大切さが繰り返し語られました。

アンケート結果が物語るもの

イベント当日に原宿で実施したアンケートでは、「HIV検査を受けない理由」として「どこで受けるかわからない」「自分には関係ない」という回答が上位を占めました。白阪先生は「『自分には関係ない』という方も多いですが、今日のお話を聞いて、決して他人事ではないと思ってもらえたら嬉しいですね」と語られました。ニコニコ生放送でリアルタイム集計された視聴者アンケートでも同様の傾向が見られ、「結果を知ることが怖い」という意見に対しては、「私自身もアメリカで研究していた頃に定期検査を受けるたびドキドキした。でも、早く知ることでリスクを減らせる」と自身の経験を交えて後押ししてくださいました。

景井ひなさん直伝・SNS拡散のコツ

HIV検査の認知拡大に向けたSNS投稿を呼びかけるコーナーでは、TikTokフォロワー数国内女性ナンバーワンを誇る景井さんがSNS拡散のコツを伝授。「皆さんが携帯を見る時間帯、通勤時間やランチ、夜のテレビ前などに投稿するとよく閲覧してもらえるので、私は必ず19時台に投稿するようにしています」と具体的なタイミングを教えてくれました。さらに「写真を撮るときは、顔が真ん中にくるよう少し下からカメラを構えると、顔が小さく足が長く見える」という撮影テクニックも披露され、会場は大いに盛り上がりました。

撮影タイムと全員集合

そのノウハウを活かして、出演者全員で集合写真を撮影しました。「自撮りの時は、腕が長い人が撮ると遠近法でみんな小顔に見える」という景井さんの提案を受け、出演者が互いに腕の長さを比べる場面も。きつねの淡路さんがカメラマンとなり、全員笑顔の一枚が完成しました。続いて会場の来場者とも撮影タイムが設けられ、「ハッシュタグ『#検査してみよう』をつけてSNSに投稿してください!」と浜口さんが呼びかけると、スマートフォンを掲げる手があちこちで上がりました。投稿してくれた方へのレッドリボンステッカープレゼントも発表され、会場はさらに一体感に包まれました。

ステッカーデザイン
日本画家・グラフィックデザイナー
中津川翔太

3つのポイントと締めくくりのメッセージ

エンディングには、参加者や視聴者の皆さんに向けて、3つのポイントを提示しました。

  • ①「HIV検査相談マップ」をひらく
  • ②「無料・匿名相談窓口」に連絡する
  • ③友人と話す、共有する

肉乃小路さんは「一人で抱え込まないで。感染したとしても大丈夫。周りも偏見を持たずに正しく接してほしい」と力強くメッセージを贈り、白阪先生も「検査に行こう、U=Uをよく理解しよう、そして友人と話そう、この3つに尽きます」と笑顔でまとめられました。

知ることが、まず第一歩。笑いあり、驚きあり、そして確かな学びありの1時間半でした。

*本イベントは厚生労働省が定める「HIV検査普及週間(毎年6月1日〜7日)」に合わせて開催されました。HIV検査・相談に関する情報は「APIネット」または「HIV検査相談マップ」でご確認いただけます。

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